あまり知られていないおすすめのファンタジーバトル漫画14選!(後編)
ボクが今まで読んだ漫画で『これは面白い!』『読んでみてほしい!』と思った作品をジャンル別で紹介していきます。
今回紹介するジャンルはファンタジーバトル漫画の後編です!
ワールドトリガー
ストーリーと集団戦の緻密な設定がすごい!
作者 葦原大介
巻数 22巻(2020年10月現在)
掲載雑誌 ジャンプスクエア
あらすじ
異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!? 最新型SFアクション始動!!
感想
設定がすごく細かく作られていて、作品の土台がしっかりしています。
1〜3巻で主要人物の紹介、ボーダーという組織についてのこと、世界観や設定の説明をしていきます。4巻から本格的な戦闘シーンが入ってきて面白くなります。
チームを組んで集団で戦うスタイルが主で、いかに戦術を上手く練って制圧していくかがこの作品の見どころです。
アタッカー、ガンナー、スナイパーの3種類のポジションがあり、自分ならどのポジションを選ぼうかとワクワクしながら考えてしまいました。ちなみにガンナーがいいなと思いました。
絵に特徴があって独特な感じがありますが、絵で判断して読まないのはすごくもったいないです。作品の設定の細かさ、リアリティーのある会話、集団戦の戦略のクオリティーが高くて魅力的です。
読みはじめると止まらなくなります。
シャーマンキング
2021年春、アニメ放送
作者 武井宏之
巻数 完結版35巻(電子書籍)
あらすじ
あの世とこの世。彼岸と現世。心と体。過去と未来。行き交う二つの魂を結ぶ者…シャーマン。世界中の魂を束ね、星の行く末を決める王・シャーマンキングとなるため、麻倉葉と仲間の旅路が今、始まる!
感想
霊をパートナーにして、自身や物に憑依させて戦う物語です。
主人公の麻倉葉の性格がめちゃくちゃユルイんです。
どのくらいユルイかというと、口ぐせが『なんとかなる』なのです。全然主人公ぽくないんです。でもそこがボクは大好きなんです。
『なんとかなる』『楽にいこう』大事な考えだと思いませんか?
悩みや不安をいつまでも気にしていないで気持ちに余裕を持たせていこう、という意味だとボクは解釈しています。
他にもハッとさせられる名言がたくさん出てくるのでぜひチェックしてください。
ラスボスのハオもスゴイんです。
葉たちの強さが修行しまくって10万なのに、ハオは120万あります。10倍以上の絶望的な差があります。果たして倒すことはできるのでしょうか?
2021年の4月からアニメ放送されるのでそちらもチェックしてみてください。
トリニティセブン 7人の魔書使い
魔王候補はオープンスケベ
巻数 24巻(2020年10月現在)
掲載雑誌 月刊ドラゴンエイジ
あらすじ
春日アラタの日常は崩壊現象により異界に消えてしまった。崩壊現象を解明するため王立ビブリア学園に入学したアラタ。だがそこに待っていたのは7人の美少女魔道士だった。ラブコメでときどきシリアスな魔法学園物語
感想
ハーレムファンタジーバトルです。
ラッキースケベな要素が多く、可愛い女の子たちがエッチな格好になります。
とある理由で魔道士になった主人公のアラタは魔王候補で、優秀な7人の魔道士少女たちと協力しながら魔法を極めるという物語です。
傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲の7つの大罪が魔道のテーマに使われていて厨二病心をくすぐられます。
主人公は最強ではないけどチート系なので、苦戦しつつも戦いには勝ちます。ボクは主人公がチート持ちでも抵抗なく読めるので大丈夫でしたが、苦手な人は向いていないです。
また、主人公の性格はどっしり構えてのんびり屋なオープンスケベです。メタ発言もあります。
作画は綺麗ですが、表紙と比べると劣って見えます。それでもキャラは可愛く描かれていますし、エッチなこともバッチリです。
チートやメタに耐性がある人はぜひ読んでみてください。
聖痕のクェイサー
ギリギリアウトな乳吸いバトル
巻数 24巻(完結)
あらすじ
聖ミハイロフ学園に通う織部まふゆが拾った銀髪の少年。彼は聖乳を吸うことで特定元素を自在に操ることができる、クェイサーと呼ばれる存在だった。そして今、2千年におよぶイコンの謎を巡り、学園を舞台にクェイサーたちの闘いが始まった!!
感想
衝撃です。なんとこの作品、乳を吸うことで力が引き出されます。成人向けじゃないのがオカシイくらいです。その分、一度読んだら忘れられません。
能力のテーマは『元素』です。固体、液体、気体に関係なく元素使いが登場します。ちなみに主人公は鉄使いです。
様々な元素使いが出てきて戦いますが、元素の相性によって優位だったり不利だったりするのが面白いなと思いました。
戦闘自体は至って真剣なのですが、その合間に乳を吸う描写があることに強烈な違和感を覚えます。吸う方も吸われる方も真剣なのがちょっと笑えてしまいます。
読んでいてふと、乳を吸う設定は必要だったのかと疑問に思ったりもしました。
まあでもボクは抵抗なく読めましたけどね。おっぱいisジャスティス信者ですから。
そしてなんと、アニメ化もされています。まあ、当然ボカシは入っていますけど。まだ観ていない同志の信者たちがいたらぜひチェックしてください。
ブラッククローバー
魔法帝を目指す王道少年漫画
作者 田畠裕基
巻数 26巻(2020年10月現在)
掲載雑誌 週刊少年ジャンプ
あらすじ
魔法がすべての、とある世界――。生まれながらに魔法が使えない少年アスタは、己の力を証明するため、そして友との約束を果たすために、魔道士の頂点“魔法帝”を目指す! 少年魔法ファンタジー、ここに開幕!!
感想
魔法の国なのに魔法が使えない、それでも魔法使いのトップである魔法帝を目指していく主人公がアツい、王道のジャンプ漫画です。
話のテンポがよく、サクサク展開が進みます。読んでいて飽きがこないです。
主人公アスタの親友でありライバルでもあるユノとの対比が最高なんです。
魔法の才能がないアスタと才能のあるユノ、反魔法の五つ葉のクローバーの魔導書のアスタと伝説の四つ葉のクローバーの魔導書のユノ、最下位の魔法騎士団に入ったアスタとトップの魔法騎士団に入ったユノ。
そんな落ちこぼれのアスタですが、魔法が使えないからこそ手に入れた力があります。それは反魔法です。
この反魔法で強敵と互角以上に渡り合えるようになります。そこがたまらなくカッコ良くてテンション上がります。
アスタの、諦めることなく懸命に魔法帝を目指す姿勢に思わず応援したくなります。
週末のワルキューレ
神対人間のタイマンガチンコバトル
作者 梅村真也、フクイタクミ、アジチカ
巻数 8巻(2020年10月現在)
掲載雑誌 月刊コミックゼノン
あらすじ
地上で横暴を極める人類に対し、神々は人類の滅亡を決定する。その決定を覆すべく選ばれたのは人類史上最強、13人の戦士たち。神々とのタイマン13番勝負に勝ち、人類を存続させることは出来るのか!?
感想
夢のようなタイマンガチバトルです。一度は聞いたことがある人物がたくさん出てきてワクワクします。ストーリーもシンプルで爽快感があります。
普通に考えると人間が神に勝てるわけないのですが、戦乙女(ワルキューレ)たちの力のおかげで神と対等に戦うことができます。
あまり深く考えずに純粋にバトル漫画として読んだ方が楽しめます。
神側も人類側も『どうしてこの人が選ばれたのか』と思ってしまうキャラもいます。釈迦が神側でいたり、文化人が人類代表で選ばれていたりしています。どうやって戦うのかとても気になります。
また、試合以外で乱闘が起きようとしていて、新しい展開になってきました。これからどうなっていくか先が読めなくなってきてワクワクします。
まだ登場していないキャラもたくさんいるので早く出てきて欲しいです。
RAVE(レイヴ)
漫画史上最も泣けるすごい伏線
作者 真島ヒロ
巻数 35巻(完結)
あらすじ
この世の悪の部分をつかさどる魔石DB(ダークブリング)が、50年たった今、再び蘇った! それに対抗できる唯一の光・聖石レイヴの使い手として選ばれた少年、それが──ハル!! 50年前の光の闇の戦争を知る、レイヴの使い?プルーとともに、残る4つのレイヴを求めて、生まれ故郷ガラージュ島から大陸へと旅立った!!
感想
めちゃくちゃ感動します。ジークハルトの時を超えた思いに涙が止まりませんでした。影の主人公です。
他にも泣けるシーンがあり、先代レイヴマスターのシバの最期や最終回も泣けます。
また、泣けるだけではなく、ギャグシーンもあります。ヘンテコなゆるキャラが出てきたりしてクスッと笑わせてきます。
伏線が素晴らしく、物語が進んで回収されていくたびに驚いて思わず声が出てしまいました。記憶喪失のヒロインのエリーの過去と、墓守の骸骨の正体の2つの伏線は特にすごかったです。
主人公のハルの武器の剣が10種類に変化できて、剣の能力もそれぞれ変わります。場面に応じて剣の姿を変えながら戦うのが少年漫画っぽくていいなと思いました。こういうのってワクワクしますよね。
RAVEが完結してから15年経ちますが、今でも名作と語り継がれています。真島先生といえば『FAIRY TAIL』の方を思い浮かべるかもしれませんが、ボクは『RAVE』をぜひ読んでもらいたいです。
終わりに
いかがだったでしょうか。今回はファンタジーバトル漫画14選の後半を紹介しました。最近のものから懐かしいものまで幅広くピックアップしてみました。
王道なものから変わり種までありましたが、どれも引き込まれる設定で夢中になって読み進めました。武器あり、魔法ありの戦いはやっぱり最高に面白いですね。
このジャンルは大好きなので、読んだ作品が多くなったらまた紹介していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。